永遠の夏休みから永遠の学期中へ

必ず深夜まで起きているわけではないし、むしろ先週のように帰っては少しYoutubeを見て9時半ごろには眠くなって寝る(1時半ごろ起きるのだがモゾモゾとシャワーを浴びたりした後再び眠りにつく)というときも多いのであるが、

やはりそれでも今日みたいに、平日深夜まで起きていたりするのは学生生活のようだ(週3時間×3日は学生しているわけであるから本当に学生なのだが)。

 

結局大学院進学の可能性に煩悶することがなくなったどころか、もっと目的意識の薄い読書に対しても欲求がなくなっていった(いいすぎかもしれない、しかし、現に積読による自己像の未達成の煩悶は明らかに消え去っている)のは、

なにか学習エネルギーの向け先があればよいというだけのことだったのだろうか。

語学だけでは将来の保証もないが、ITは将来性につながる。明らかに。恐ろしいほど簡単に。

 

あれやこれやと想像を膨らまし、やれここを調べてみたら面白そうとか、やれこれは気になるワードだとか、

つまりなにか体系的な知を取り込んだりそれに一つ付け足したりするような自己像は、消え去ったわけではないが、明らかに自分を突き動かすもののリストから転落している。

並行してなんやかやと金儲けの仕組みを考えていたのもやめた。「営業」から心理的に解放してくれた人がいた。

 

もちろん手元のITのしごとだけではない、いろいろな分野の情報技術に手を突っ込んでみようという淡い見通しはある。語学の入力リストが優先順位上だからリストアップするに任せているけど。

それでも、それはなんか、ぷよぷよのように繋がって弾けるようなものではない。

当然ひとかどのものになりたいという立身意欲もない。

 

今思ったけど、収支がプラスじゃないというのはでかいかもしれない。

収支がプラスじゃなかったら不安なんじゃないか?と思うかもしれないけれど、

貯金が50万以上ある状況でたかだか毎月2万程度のマイナス、しかも半年以内にプラスに転じる見込みがある、というこの状況は、むしろプラスよりも気楽だ。

なんせ貯めるものがないのだから、守るものがない。すこしでも貯金しなきゃなんていう状況とは違う。

そして見た目には前進しているのだから、将来が不安定じゃないかと思い悩む必要もない。

 

そうだな、新卒で正社員になりたてのころ「一生夏休みみたいだ」と言った自分は、

いまもっと学生のそういうところ、つまり夜半前にコンビニに行ったりとか、あたかも時間が無限にあるかのようにしょうもないゲームに熱中したりとか、そういうところを実現して、昼は大して責任のない勉強や勉強みたいな仕事をやり(責任がないからこそ夜更かしできる)、要するに「一生学期中みたい」なことになっている。

 

とても落ち着いている。

人生レベルで考えればもちろん時間は有限だが、大学生の4年という年限があるのにくらべれば卒業後は当然茫漠とした荒野に自分で標識を立てていくような莫大な時間があるのであって、

そこで「継続可能な安寧状態」を作り出した時点で相当キタコレ感がある。

 

だからこそ次はフルタイム(月曜から金曜まで朝6時起き)で1年できるかどうか、かなあ。

それまでまだ半年以上あるけどね。

その半年も1年も、全部自分で状況判断して引いた線。

ぬるすぎない? べつに切磋琢磨したいわけではないけど、もしかしてぬるいのかもしれない、全体的に。