若さ
40代のクラスメイトが若さは金では変えないと言っていたが、そこで想起される若さとはもう学生時代ぐらいで失われているものなのである。20代は実は遅い。
なぜなら若さとはできないことだからだ。
例えばケアンズのバックパッカーズホステルで使い慣れない調理器具で冷凍肉を無理に調理して部屋中を煙だらけにしてしまうようなことを若さというのだ。
できないことができるようになるのはいくつになっても必要なことじゃないかと疑問に思う向きもあるかも知らないが、できたいという心がなければできない状態はただのネガティブな障害にすぎず、そこに肯定的な響きはないのである。
できなくてもまあ別に良くなってしまったら、若くなくなったということなのだ。
ゆえに社会人になって成長という概念が適用される(学生には成長という概念は適用されない)。